タグ: 製本

  • プリント手漉き紙のalbum と リネンクロスのalbum

    プリント手漉き紙のalbum と リネンクロスのalbum

    ネイビーグレー地にダークグレー。

    web shopに商品をupしました。
    今回はプリント(印刷)された手漉き紙を表紙に使ったL判アルバムです。
    手漉き紙というのは日本製(和紙)ではないからです。
    手漉きではありますが、海外で作られた輸入物。
    日本とは違った風情があります。
    top画像のアルバムはダークグレーの部分が起毛しています。

    輸入物のpaperです。

    L判サイズ、もう一冊は以前イベントで販売していたものです。
    こちらもアップ。
    生成り地にパールホワイトのプリントです。

    赤いチェック柄。

    リネンのクロスの表紙は2L判サイズです。
    画像では伝わりませんが、L判の2倍の大きさになります。
    こちらは3色upしています。

    Blackのリネンクロス。

    シンプルです。
    意外とこういったアルバムは売られてないのですね。
    (オーダーを受けて出来上がった形です)

    もう一色はnavy。

    布張りですがリネンなのでカジュアルな雰囲気があります。
    プリントペーパーはリネンと比べて華やかですが、
    手漉き紙の質感と柄ゆきで、クラシカルな趣です。
    どちらも本棚に収まった時に、インテリアに馴染むことをイメージしました。
    暮らしにあわせて、お好みで選んでいただけたらと思います。

    末長く愛されるalbumとなりますように。

    本棚にこの背がずっと並べていけるよう、
    私自身、末長く作っていきたいalbumです。
    手作りの質感がある紙や布を使っているため、
    全て一点物になってしまいます。
    一冊ずつ増えていったalbumの背が、その方の人生と繋がり、
    美しい調和を見ることができれば嬉しい。

    web shopはこちらです。
    直接販売をご希望の場合はメールにてお問合せ承ります。

  • 花布編みWS

    花布編みWS

    文字どおり編みものです。

    花布、はなぎれ、英語ではheadband(ヘッドバンド)
    ハードカバー本の背の天地についている
    小さな布を、こう呼びます。
    今は布を貼りつけて装飾としていますが、
    本来は縫いつけ、編まれていたものです。
    装飾としてだけでなく、
    補強、塵よけとしてつけられていました。
    そんな花布編みのワークショップを受講してきました。

    自分で綴じたマルチセクションの本文に麻糸で練習。
    背から見ると本文に縫いつけてあるのが分かります。

    麻糸だとカジュアルな印象です。
    これまた、選んだ色が底抜けに明るいポップさ。
    きっと似合うのは陽気な内容の本に違いありません。
    一方、細い絹糸で編むと光沢があり、繊細な印象の本に仕上がります。

    一緒に受講された方が持ってみえた古書。

    一緒にワークショップを受けられた方が
    1800年代の古書を持って来られました。
    解体し、修復を試みられるのだそう。
    表紙に合わせて選ばれた色の絹糸が素敵です。
    私の麻糸との違い、分かりますか?

    勢ぞろい。

    花布が編めるようになると、
    糸を自分で選べるようになり、
    製本の幅がぐっと広がります。
    貼りつける花布より長持ちもします。

    アンティークの製本機が大活躍。

    ワークショップ後、その足で絹糸を仕入れに行きました。
    さて、どんな花布を編みましょう。
    楽しみです。

  • Square coptic album

    Square coptic album

    190㎜×190㎜の正方形。

    コーヒー染めシリーズ、
    スクエアのアルバムをコプティック製本で。

    背に厚みを持たせたアルバム仕様です。
    スクラップブック、メニュー表、寄書きにも。

    本文は厚みのある紙を使い、濃色、淡色をご用意。
    フィルムはなく、直接貼り込んだり、書き込んだりするタイプです。

    気に入ってたのに廃盤になった、とか、
    発売当初のが良かったのに
    毎年どこか変わっちゃうこと、ありませんか?
    ずっと愛される定番の形を模索しています。
    マイナーチェンジの必要がないくらいに。
    本棚に同じアルバムを並べられるように。
    使い勝手が良く、飽きることもない。
    何度も求めたくなるような物を。
    でも、好みは人それぞれだから、
    本文や見返し、綴じ糸の選べるセミオーダー。

    コーヒー染めの他に墨染め、木製の表紙も。
    1枚ずつ表情の違う染め布や、木を使うので一点ものでもあります。

    形は定番。
    素材や色で個性を楽しむ。
    そんなアルバムです。
    これから、色見本用に綴じていきます。

  • 2L判サイズのフォトアルバム

    2L判サイズのフォトアルバム

    2冊ともコーヒー染めです。
    奥が綿麻混、手前がリネン100%。

    2L判サイズのフォトアルバムを納品しました。
    昨年からのご依頼で、かなりお待たせしました。
    あーでもない、こーでもない、と紆余曲折を経て、
    やっと、納得のいく形に。

    リネン100%のクロスです。
    裏打ちには八女の手漉き和紙を使用。

    2冊のうち、こちらをお選びいただきました。
    リネン100%の布をコーヒーで染めた表紙に、
    本文はタントという紙の白系で、薄いグレーの麻糸で綴じています。

    本文は白をご希望でした。
    糸は薄いグレー。

    糸で綴じているので、糊づけのみの製本より耐久性が良いです。
    始めは、すでにお手持ちのタイプでのご依頼でしたが、
    何度かやりとりしているうちに形が変わっていきました。
    お好みの古布を見せていただいたり、
    試作品の強度を試すうちに、求めるものが見えてきたのです。

    14ページ28枚写真が入ります。
    重さに耐えられるよう背もしっかりと。

    時間はかかりましたが、
    ご希望にぴったりのアルバムをお届けでき、ホッと一安心。
    やはり、“欲しいもの” を形にできるのが嬉しいです。
    フォトアルバムは、写真のサイズが決まっているので、
    表紙と、本文、製本のタイプを選べる
    セミオーダーにしていきたいと考えています。
    ちゃんと欲しいものを、できるだけすみやかに、お渡しできるように。
    大量生産はしないけれど、あくまでも日用品として、
    求めやすくありたいです。

    同じ形のアルバムを、つなぐさんの展示販売会にもお持ちする予定です。
    「大切なもの容れ展 Ⅱ 」
    日時:3月14、15日 11:00-17:00
    場所:みんなのろじうらひろば
    〒814-0103 福岡県福岡市城南区鳥飼5丁目5−6 グランドグリシーヌ別府104

    前回作ったL判サイズと比較。
    親子みたいなフォトアルバム。
  • 八女手漉き和紙

    八女手漉き和紙

    漉いた紙の水切りで穿った穴。
    どれほど紙を漉いてきたのか。

    恵まれたことに、綴屋の住む筑後地方には八女和紙があります。
    本作りに欠かせない紙。
    その中でも手漉きの和紙についての話です。

    楮の入ったプール。
    釜で炊き、水で晒しているところ。
    かつては川で行っていた作業。
    そのため、和紙工房の多くは矢部川沿いにあります。

    イタリアからWSの共同開催者が来日したので、
    八女を案内して回りました。
    もちろん、和紙工房にもお邪魔。

    八女和紙は地味です。
    とっても地味。
    しかし、無くてはならない用途の和紙を作っています。
    表具用、修復用の和紙なのです。
    土台となる紙ですから目立ってはいけません。
    全てと調和し、支え、耐久性に優れた紙が必要です。
    薄く、強い紙を漉くには、楮の繊維の長さがいります。
    八女は日本国内でも南の温暖な地域のため、
    楮が大きく育ち、長い繊維が採れるのです。
    更に、提灯など日用品にも使われていたため、高品質で安価。
    まとまった一定数量を作る経験と知識、技術があるのです。
    均等、均一な薄い丈夫な紙を大量に作ることができる。
    これが、八女和紙の大きな特徴。

    大量生産用に作られている大容量の機械。
    ほぐされた楮の繊維。
    漉くまでにいくつもの工程があります。
    トロロアオイで作られた糊。
    化学合成糊では表具用の薄さに漉けないそうです。

    紙を漉く体験ワークショップで見られるのは、ほんの一工程。
    気温、湿度、原材料の状態、漉き手によって
    道具や材料の調合を変え品質を保っています。
    なにせ、納品相手はプロ中のプロ。
    質が落ちると返品されてしまいます。

    紙漉き場の天井から吊ってある道具。
    道具を作る職人さんもいないのだそう。
    貴重な道具たち。

    紙の手触り、音、色。
    どういう材料で、どう作られたのかのお話から
    学ぶことが山ほどあるのです。
    質の良い紙で作られた本は長持ちします。
    紙の良し悪しが判る目を養っていきたいです。

  • Bebe Atelier’s note

    Bebe Atelier’s note

    リボンで結ぶコンチェルティーナブックを
    オーダーいただきました。
    7㎝×7㎝の手のひらに収まるサイズです。

    オーダーしてくださったのは “Bebe Atelier” さん。
    (べべ アトリエと読みます)
    納品の日は、アトリエがオープンする日!

    ル・コルドン・ブルーのディプロムを取得されているBebeさん。
    フランス菓子のお店です。
    国産小麦、九州産小麦を使い、
    砂糖はきび砂糖、すだき糖、ザラメ糖、赤糖などを、
    地元食材や国産のものを使ってあるそう。

    Bebeさんの焼き菓子は、
    甘味でごまかされておらず、とても風味が良いです。
    ドライフルーツや洋酒、カカオの組合せ、食感から、
    洗練された大人の印象を受けました。
    シックでビター、でもスウィート。
    このイメージをbookに。

    2パターン綴じました。
    どちらがお好み?

    本文が黒、表紙はMBM木炭紙とのことでしたので、
    見返しにはアンティークゴールド、モス(グリーン)に。
    サテンのリボンもそれぞれ合わせて、
    2パターンをご用意。
    お好きな方を選んでいただくことにしました。

    Bebeさんはモスグリーンを。

    さて、大人な雰囲気のbookに仕上がりましたが、
    “Bebe” ってフランス語で “赤ちゃん” のこと。
    生まれたてほやほやのお店なのです。

    毎月1回オープン と イベント出店、
    ワークショップも開催されていくそうです。
    また、お菓子のオーダーも受けてあります。
    (2週間前より完全予約制)

    スケジュールはBebeさんのInstagramをご確認くださいませ。
    (↓リンクからどうぞ)
    Bebe Atelier
    〒841-0202 佐賀県三養基郡基山町長野1211-183
    E-mail bebe-ayako1026@i.softbank.jp

    焼き菓子 & Flower
  • Blink’s Menu Table

    Blink’s Menu Table

    タイトルを貼れるようエンボス加工。
    お客さんに表が分かりやすくなる目印にもなります。

    レストランのメニュー表のフルオーダーをいただきました。
    使い勝手と耐久性、お店のコンセプトイメージに添うメニュー表。
    Blinkは手打ちパスタのお店ですが、イタリアンではないのです。
    ゴージャスな食事でもなく、

    “食べて、ほっとするような食事”

    がコンセプト。
    だから、お店の内装も、照明も、テーブルや食器類も、
    あたたかみを感じられるもので揃えられています。
    もちろん、メニュー表もそうありたい。

    本文は真っ白ではなくアイボリー。
    見返しはシープスキンという紙。
    落ち着きのある、優しい雰囲気に。

    食材は地元の新鮮な野菜に、下郷農協の地粉など、
    丁寧に作られたものを選びたい、とのことだったので、
    メニュー表も天然素材を自然素材で染めることに。
    綿麻、リネンの布をコーヒーで染めました。

    上・綿麻 下・リネン。
    糸の太さでも印象が変わります。
    紙より布の方が耐久性があります。

    サンプル品は背のない仕様でしたが、
    お客様がメニューを見やすいように背をつけたい、
    とのご要望でしたので背をつけて。

    角背のきちんと感。

    お店の名前は「Blink」さん。
    大分県は日田市にオープンする、
    手打ち生パスタのお店です。
    オープン予定は2020年3月末。

    オープンしたら食べに行こう♪

  • Coptic book WS

    Coptic book WS

    これから綴じる作業。

    workshopを受けてきました。
    ずっと作ってみたかったコプティック。
    勉強のために聖書の写本の写しを作ってみたいと、
    考えていました。

    コプティックの名前の由来はコプト人からです。
    コプト人というのはエジプトの原始キリスト教徒のこと。
    民族名ではありません。
    その経典である聖書を綴じていた方法になります。
    2世紀頃から作られていたという、かなり古い製本です。

    表紙と始めのセクションを綴じるところ。

    まだ紙のない時代、本文は羊皮紙です。
    波打つ羊皮紙を抑える為の重石として、且つ、中身の保護の為、
    表紙は木製であることが一般的のよう。
    しかも、重いオーク材とか。
    今回は、段ボールに紙を貼って厚みのある表紙を作りました。

    先生のお手本。

    最初と最後のセクションの針の運びが難しい。
    上下、内側、外側を通して…うーん早めに復習せねば。
    運針だけでなく、糸の張り具合も大切です。
    何事も練習、練習。

    完成!
    参加者みんなのbook!!

    早く木製の表紙で作ってみたいなぁ。

  • 製本の会初めでした

    製本の会初めでした

    えほん屋さんお手製のおやつとお茶も楽しみ。

    2020年最初の製本の会でした。
    場所をお借りしている えほん屋・ありが10匹さんは、
    旧八女郡役所という古い建物の一角にあります。
    暖冬なのもあり、今までの製本の会は気温に恵まれ、
    そんなに寒くはありません。
    が、暖房にストーブと、気づかってもらっての製本の会です。

    前回のポップアップカードのように、
    綴屋で用意することもありますが、
    基本的には、作りたいものをそれぞれ作っています。
    この日は、ピアノの楽譜を綴じる表紙作りでした。

    糊は中心から外へ向けて塗ります。
    余分な糊は紙からはみ出させて。
    天地左右を確認しながら。

    イタリアの花柄の紙を表紙に内側は濃いブルー。
    芯材と紙のサイズを出し、カット、
    そして、ようやく組立て作業です。
    糊付けは時間との勝負!
    ズレてないしら…とか、
    糊がちゃんとついてるかしら…とか、
    不安と焦りを抑えつつ落ち着いて作業を進めます。
    綺麗に完成すると喜びも一入。
    自分で選んだ紙の組合せにもうっとり、満足。

    オリジナルデザインのラッピングペーパーを作ります。
    近所の子もお絵描き。

    子供たちもそれぞれにお絵描きを。
    3㎝の正方形を書き、枠内に絵を描いていきます。
    ペンのインクが乾いたら鉛筆の枠を消して、
    コピー(カラーでも、モノクロでも)をすると、
    オリジナルデザインの紙ができあがり。
    バレンタインデーのチョコをラッピングするそうですよ。

    ポップアップカードの復習&試作です。

    もうすぐ1月も終わり。
    3月は雛人形を表に飾る八女の町。
    えほん屋さんは前回のポップアップカードを、
    進化させてオリジナルのポップアップを試作です。
    完成形は、お内裏様とお雛様が乗る予定だそう。

    わきあいあい。

    この雰囲気は、ありが10匹さんならでは。
    今年もよろしくお願いします。