2020-03-26
花布編みWS
花布、はなぎれ、英語ではheadband(ヘッドバンド)
ハードカバー本の背の天地についている
小さな布を、こう呼びます。
今は布を貼りつけて装飾としていますが、
本来は縫いつけ、編まれていたものです。
装飾としてだけでなく、
補強、塵よけとしてつけられていました。
そんな花布編みのワークショップを受講してきました。
麻糸だとカジュアルな印象です。
これまた、選んだ色が底抜けに明るいポップさ。
きっと似合うのは陽気な内容の本に違いありません。
一方、細い絹糸で編むと光沢があり、繊細な印象の本に仕上がります。
一緒にワークショップを受けられた方が
1800年代の古書を持って来られました。
解体し、修復を試みられるのだそう。
表紙に合わせて選ばれた色の絹糸が素敵です。
私の麻糸との違い、分かりますか?
花布が編めるようになると、
糸を自分で選べるようになり、
製本の幅がぐっと広がります。
貼りつける花布より長持ちもします。
ワークショップ後、その足で絹糸を仕入れに行きました。
さて、どんな花布を編みましょう。
楽しみです。
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